Tz日記

Tzと申します。不定期に好きなコンテンツを語ったりします。

私のおススメ漫画その①「湯神くんには友達がいない」

Tzと申します。今日からブログを始めていきたいと思います。不定期・低頻度更新かつ内容も軽いものが中心になるかと思いますが、ゆるい感じで見て頂けると幸いです。

さて今回は初回ということで、普段はあまり話さない私の好きな漫画についておススメでもしようかと思います。

今回おススメする漫画は、「湯神くんには友達がいない」です。

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この漫画は週刊少年サンデーで連載されていた漫画で、全部で16巻あります。内容をざっくり説明すると、「成績優秀かつ野球部のエースという文武両道だが、その拘りが強すぎる性格のせいでクラスでも部活でも浮いている主人公湯神くんと、そんな彼にひょんなことから関わってしまった転校生の綿貫さんを中心に繰り広げられる学園コメディ」です。個人的には学園ものの漫画の中でもトップクラスの傑作だと思っています。

この漫画を語る上で、主人公湯神裕二の強烈なキャラクターについての言及を避けて通ることは出来ないでしょう。彼はタイトル通り教室でも部活でも友達らしい友達のいないいわゆるぼっちなのですが、そのことを全く意に介していません。彼にとっては自身の拘りに従って日々を過ごすことが何よりも優先されるべき事項であって、その結果他人にどう思われるかなんてことは二の次三の次でしかないのです。おまけに理屈の通らないことが大嫌いなので、自分が納得できないことには絶対に首を縦に振りません。そんな彼の生き様は、もはや「高校生」というより何かの「職人」と表現した方がしっくりきます。当然そんな生き方をしていればトラブルも多く、彼は作中何度も何度も苦難に見舞われます。しかし彼は決してへこたれることなく、さっさと切り替えてまた前へ進もうとするのです。責任を引き受けた上で、自分で選択して生きる……彼の生き様からはそんな気概が感じられます。

そんな湯神くんと並んで重要なのがこの物語のヒロインにしてもう一人の主人公である綿貫ちひろさんです。彼女は幼い頃から親の都合で転校を繰り返し続けた結果、「空気を読んで合わせる」ことは得意でも「素の自分を受け入れてくれる友人を作る」ことは苦手な性格になってしまいました。そんな彼女は物語冒頭で舞台の高校に転入してくるのですが、転入早々トラブルに遭ったところを湯神くんに救われ、クラスで気の許せる友人が中々作れなかったこともありズルズルと湯神くんと交流を持つことになってしまいます。その後彼女は湯神くんの奇行をドン引きしつつ何とか読み解いてツッコミを入れたり、逆に湯神くんからやけに上から目線かつ言葉足らずなアドバイスを貰って友達作りに奔走したりと自分なりに状況を打開すべく頑張っていくことになります。

この二人の関係性の変遷と言うのがこの漫画の大きな肝で、最初は成り行きで関わることになった二人ですが、物語が進むにつれ徐々に互いが互いを補うような関係になっていきます。そんな二人の奇妙な「共生」がどうなるのか、是非読んで確かめてみてもらいたいと思います。個人的には14巻69話が本当に大好きなので是非そこまで辿り着いてもらいたい。相手に対する漠然とした感情を改めて整理するタイプの話好きでしょ?

今回は主人公二人について中心にプレゼンしましたが、この漫画は脇を固めるサブキャラも良いキャラ揃いです。自分は湯神くんの部活の後輩にして主な被害者幼馴染の門田くんが好き。

以上になります。「湯神くんには友達がいない」、本当に面白い漫画なので是非読んでみてください。サンデーうぇぶりというアプリを使えばポイント制ではありますが全部読めます。そして気に入っていただけたらどうか単行本を買って下さい。僕はこの漫画のアニメ化をまだ諦めていません。

それでは今日はこの辺で。また第二弾があったらお会いしましょう。